こんにちは、ネットショップ開業術のナガイタツヤです。
今回は”ライブコマース始め方ガイド!個人がジャパネットたかたになる時代”です。
これまでネットショッピングと言えば、テキストや画像で構成された動きのない”静的”なホームページで購入するのが当たり前でしたよね。
ところが最近は、ライブコマースと呼ばれる”ECサイトとライブ配信を組み合わせた”動的”なネットショッピングが誕生しています。
そこで今回は
- ライブコマースとは?
- ライブコマース&プロセスエコノミー
について詳しく解説していきたいと思います。
ライブコマースとは?
ライブコマースとは、ライブ動画配信の視聴者に商品やサービスを説明しネット上で購買させる電子商取引を言います。
TVショッピングと混同される方も多いのですが、大きく異るのは視聴者と販売者がリアルタイムに双方向のやり取りが可能な点です。
また1対1や、1対多数のライブコマースとなります。
なおジャパネットたかたさんは、独自の放送設備を保有し長崎からテレビ通販事業を行っていますが、ライブコマースを行う上でも、実は配信に最適化された店舗内装で実施する事が売上向上に繋がるといわれています。
今後はInstagram、TikTok、YOTUBEなどで現在ライブ配信をされている方が広告収入よりも多く稼げると考えライブコマースに参入してくれば、一気に普及する可能性もあると思います。
ではライブコマースサービスとして、どのようなものがあるのか紹介していきます。
ECサイトに埋め込める「Go Instore」
店内での購入体験を再現し、1対1または1対多のシナリオでオンラインで顧客と交流できるようにしたのが、Go Instoreです。
2014年に設立された同サービスは、リアル店舗の接客に近い形で接客をすることが可能なため、そのCV率は20~50%と通常のECでは考えられない数値が期待できるとされています。
実際、パソコンメーカーのHP(ヒューレッド・パッカード)なども利用しています。
Eコマース体験を劇的に向上させる「bambuser」
平均視聴時間13分と、通常のオンラインショップとは比較にならない滞在時間を生み出すのが、Bambuserのサービスです。
またBambuser配信の平均コンバージョン率は12%とこちらも高い数値です。
EC連携によるシームレスな購入導線を提供「ライコマ」
ユーザーが快適にライブ配信を観ながらショッピングができるようUI/UXにこだわった視聴画面に加え、分析機能も充実させ中長期的に活用できるような設計されたのが「ライコマ」です。
初めての方でも導入しやすい価格設定(30,000円~)となっており、国産サービスになります。
また2021年にはネットショップ作成サービス「カラーミーショップ 」に対し、ライブコマースパッケージ「ライコマ for カラーミーショップ」の提供を開始しています。
番外編 VRコマースとは?
最近はインターネット上に設けられた仮想空間の店舗で実際の商品を購入出来る"VRコマース"も誕生しています。
VRコマースは、消費者がネット上に設けられた仮想空間の店舗で実際の商品を購入出来る仕組みの事を言います。
これらは必ずしもVRゴーグルをつけて行う購入体験とは限りません。
むしろVRゴーグルなどは付けず、3Dの世界で買い物を行うようなものが主流となっています。
伊勢丹のVRショッピング
VR技術を活用した新しいオンラインショッピングのかたちで、「Vコマース」や「VRコマース」とも呼ばれます。
従来のECサイトやEコマースと大きく違う点は、仮想空間内に実店舗を設置してリアルな購買体験を提供できることです。
ただしこちらはライブコマースとは異なり、ライブ感はありません。
今後AIが進化して、よりパーソナルに最適化された自動接客ができるようになれば展開も変わってくるかもしれません。
まとめ
以上、”ライブコマース始め方ガイド!個人がジャパネットたかたになる時代”はいかがでしたか?
5Gなど通信速度の進化に伴いインターネット上のサービスは、よりリッチコンテンツ化(静的→動的)していきます。
そのような流れでECサイトも今後ライブコマースやVRコマースが日常化していけば、マーケティング内容も大きく変わるはずです。
例えばバナナの叩き売りのような、価格が下がっていくオークション(ダッチオークション)などのライブ感とエンターテイメント性がより求められてるのではないでしょうか。
という事は、これまでITとは縁遠かった商売人の普通のおじさん・おばさんなどから新たなスターが生まれるかもしれませんね。