こんにちは、長井 達也です。
今回は『商品卸サイト』で仕入れてネットショップを開業する方法!』について解説いたします。
個人の方が新規にネットショップ開業されたい場合、1番の問題は「商品の仕入先」ではないでしょうか?
確かに、例えばNIKEやアディダスなど有名ブランドを仕入れて販売したいと思っても、個人や小規模な企業の場合、国内の卸メーカーでは相手にされません。
そのため海外の現地ショップで買い付けるか、現地のバイヤーに依頼して並行輸入を行うというのが一般的です。
しかし、そのためには信頼できるバイヤーを見つけること、また海外の商習慣に長けた知識も必要となります。
そこで、初めてネットショップを開業して事業を開始したい方には、輸入卸の販売サイトを活用することをおすすめ致します。
NETSEA | グッズステーション | AliExpress | |
月額費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
仕入単価帯 | 100円~ | 400円~ | 100円~ |
最低仕入ロット | 1点~ | 50点~ | 1点~ |
デメリット | ライバルの多さ | 納期が遅い | 納期が遅い |
特徴 | 国内最大級 | 不良品の返品対応 | 中国最大手Alibaba系 |
例えば、輸入商品卸サイト【グッズステーション】などは、実店舗がない個人事業主の方でも、年会費や月会費もなく卸価格で仕入れを行うことができます。
そこで今回は、商品卸サイトで商品を仕入れてネットショップで販売する方法について詳しく解説していきたいと思います。
1,開業届を提出しよう!
個人でネットショップを開業して商品を販売されたい場合、まずは開業届を税務署に提出するところからスタートしましょう。
個人事業主として新たにお金を生む仕事を始める場合、開業から1カ月以内に税務署に『開業届』の提出が必要だからです。
なお、開業届を作成する場合、簡単な質問な質問に答えるだけで開業届を無料で作成できる、freee開業がおすすめです。
私も実際にfreee開業で開業届を作成して税務署に提出しましたが、5分程度で簡単に開業届を作成する事が出来ました。
開業届を作成できたら、あとは印刷してそのまま税務署に持参するか郵送するだけで提出が可能になります。
※税務署に郵送する場合は、開業届2部と身分証明書を添付し返信用封筒を添付すればOKです。
後日、添付の返信用封筒に開業届が1部控え(個人事業主の身分証明書として活用可能)として送付されます。
ネットショップ開業じに 必要な資格・許可 | 届出先 | 費用 |
---|---|---|
開業届 | 税務署 | 無料 |
2,ネットショップを開設しよう!
個人でネットショップを開業して商品を販売されたい場合。
ネットショップの開設・運営方法として、モール型とショッピングカート型の2種類から選択します。
モール型とは、Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングなど。1つのWEBサイトに複数のお店が出店している形態です。
一方、ショッピングカート型とは、1つのお店単体のWEBサイトでネットショップが構築・運営出来るサービスを言います。
ショッピングカート型では、BASE・MakeShop・Shopifyなどが有名です。
モール型のサービス比較
モール型のネットショップを開業する場合、実店舗のイオンモールと同様、ネット上のモールでも知名度の高い商品や消耗品などの販売に適しています。
そのため、輸入卸サイト等から商品を仕入れて販売するには、知名度のある商品や消費頻度の高い消耗品やトレンド商品の販売に適しています。
Amazon | 楽天市場 | ヤフーショップ | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 4,900円 | 19,500円 | 0円 |
販売手数料 | 8%~15% | 10%以上 | 6.5%以上 |
商品点数 | 無制限 | 5000点 | 20万点 |
出店条件 | 個人・法人 | 個人・法人 | 個人・法人 |
備考 | 販売手数料はカテゴリにより異なる | 販売手数料は利用料+決済手数料+ポイント原資他を含む。 | 販売手数料は利用料+決済手数料+ポイント原資他を含む。 |
ショッピングカート型のサービス比較
ショッピングカート型のネットショップを開業する場合、町中の雑貨店と同様、じっくり訴求させる商品の販売に適しています。
例えば化粧品ブランドのメーカーが、直接アマゾンや楽天に直接出店していないのは、ブランドの世界観を表現しにくいためです。
つまり、輸入卸サイト等から商品を仕入れて、ショッピングカート型のネットショップで商品を販売されたい場合、こだわりのある商品構成が適しています。
makeshop Shopify カラーミー おちゃのこネット 初期費用 11,000円 0円 3,300円 6,600円 月額料金 12,100円 25$ 4,950円 3,300円 販売手数料 3.19%~ 3.4% 4.0%~ 3.5%(税別) 商品点数 10,000点 無制限 無制限 5,000点 独自ドメイン ◯ ◯ ◯ ◯
※上記の初期費用は、独自ドメイン利用した場合の設定費用等が含まれています。
2022年4月7日現在
3,輸入商品のネット販売方法
ネットショップの開業自体は比較的簡単ですが、独自に海外から商品を仕入れて販売したい場合には、多くのリソースが必要になります。
ポイント
・仕入資金
・現地バイヤー
・渡航資金
・家電はPSE(電気用品安全法)の認証ノウハウ・費用が発生
また、海外から安く輸入商品を仕入れて販売するのは魅力的なビジネスですが、成功するためには慎重な計画と戦略が必要です。
そこで輸入商品を販売するネットショップを立ち上げて、成功するための一般的な手順やポイントをまとめました。
- 市場調査とニッチの特定:
- どの市場に参入するかを検討し、競合分析を行います。
- ニッチ市場や特定の商品カテゴリーを見つけ、競争が激しくない分野を見つけることが大切です。
- 法的要件と規制の理解:
- 輸入商品には税金、関税、法的な規制が関わります。目標市場の法的要件を理解し、遵守することが重要です。
- 信頼性のある仕入先の選定:
- 信頼性のある輸入業者や卸売業者を見つけるために、評価やレビューを調査し、実績を確認します。複数の仕入先を検討し、比較検討することも大切です。
- 商品の品質と選定:
- 商品の品質はビジネスの成功に直結します。慎重に品質を確認し、商品の選定を行います。
- 価格戦略の構築:
- 仕入れコスト、運送費、税金などを考慮して、競合相手よりも競争力のある価格を設定します。
- ユーザーフレンドリーなウェブサイトの作成:
- シンプルで使いやすいウェブサイトを作成し、ユーザーエクスペリエンスを重視します。セキュアな支払いオプションも提供しましょう。
- デジタルマーケティング戦略:
- ソーシャルメディア、検索エンジン最適化(SEO)、オンライン広告などを活用して、商品を広めるデジタルマーケティング戦略を構築します。
- カスタマーサービスの充実:
- 良好なカスタマーサービスを提供し、問い合わせやクレームに迅速かつ丁寧に対応します。
- 在庫管理の最適化:
- 在庫レベルを効果的に管理し、需要予測や在庫回転率を考慮して在庫を最適化します。
- フィードバックと改善:
- 顧客のフィードバックを重視し、サイトやサービスの改善を継続的に行います。
輸入卸サイトを活用した商品仕入れ
ネットショップ事業者向けの輸入卸サイトとして下記があります。
NETSEA | グッズステーション | AliExpress | |
月額費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
仕入単価帯 | 100円~ | 400円~ | 100円~ |
最低仕入ロット | 1点~ | 50点~ | 1点~ |
デメリット | ライバルの多さ | 納期が遅い | 納期が遅い |
特徴 | 国内最大級 | 不良品の返品対応 | 中国最大手Alibaba系 |
ちなみに、輸入卸サイトを活用するメリットは、仕入れルートの開拓だけではありません。
それは、ネットショップ運営のキモでもある、健全な在庫回転率を確保できるというメリットです。
例えば、自分で海外から商品を仕入れて輸入する場合、現地の通関や日本の通関で商品を止められてしまうリスクがあります。
また、船便などは想定外に到着が遅れるということもあり得ます。
その場合、商品は仕入れたのに現金化できない、つまり在庫回転率が悪化する状況に陥ります。
そもそも、ネットショップなどのビジネスモデルは、仕入資金をいかに早く回収し(=販売する)、新しい商品の購入資金にあてるかにあります。
同じ100万円の仕入れ資金でも、今日仕入れて明日売れるのと、今日仕入れて1ヶ月後にしか販売出来ないのであれば、利益が変わってきますよね。
つまり、在庫が滞留することで、資金ショートするリスクが増すなど事業計画自体に黄色信号が点灯してしまいます。
その点、輸入実績とノウハウのある卸売サイトから購入すれば、商品を仕入れてから現金化するまでの期間も短縮することができますよね。
輸入卸売サイト グッズステーションの特徴
輸入卸サイトのグッズステーションでは、既存のネットショップ事業者だけでなく、初めてネットショップを開業されたい方も対象にした卸サイトです。
そのため、隙間時間で簡単に稼ぎたい、何が売れるのかわからない・商品の見せ方がわからないといった悩みにも答える仕組みがあります。
それが、商品の「商品撮影・販売用画像」作成サービスです。
また、Amazonで販売するために「仕入れ+販売用画像作成」サービスまで提供しています。
なお、卸売サイトを利用するネットショップオーナーは多いため、商品が被ってしまうと価格競争に陥るという側面もあるとおもいます。
そこで、グッズステーションでは「スポットメール」と呼ばれる、サイト非掲載の商品を社数限定で配信するメルマガが好評です。
まとめ
以上”『商品卸サイト』で仕入れてネットショップを開業する方法!はいかがでしたか?
ネットショップは手軽に開業できるというイメージがありますが、商品の仕入れルート確保、商品撮影、商品説明などのライティング、梱包発送など多くの業務があります。
特にサラリーマンや主婦の方が片手間に副業として行う場合には、業務内容を圧縮する必要がありますよね。
そういった点でも、輸入卸サイトを活用しネットショップの運営ノウハウを蓄積していくというのは大切ではないでしょうか?