こんにちは、ネットショップ開業術のナガイです。
今回は”30坪以下の物件で事務所&倉庫の小規模ネットショップを運営する方法!”です。
ネットショップを開業する際、フルフィルメントサービスを利用しない限り必要となるのが倉庫です。
フルフィルメントサービスとは?
フルフィルメントサービス(物流代行)とは、商品を預かり保管し、梱包、発送をまでを代行するサービスの事です。またこのような代行業者を3PLと言います。(サードパーティー・ロジスティクス)
なお労働人口の分布を考えると、多くのネットショップは都市部に拠点を構えオフィスビル等で事務所兼倉庫というスタイルで運営しているところが主流です。
そこで今回は事務所兼倉庫でネットショップを運営されたい方のために、
- ネットショップに最適な事務所物件とは?
- オフィスビル等での倉庫運用テクニック
について分かりやすく解説していきます。
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ネットショップの事務所&倉庫に最適な物件とは?
ネットショップの運営者は人口比からして地方よりも都市部に拠点を構えており、必然的にオフィスビル等に入居し事務所兼倉庫で配送拠点を兼ねる運営をされています。
そこで、オフィスビルにおいて事務所兼倉庫を運営する場合のポイントについてまとめてみました。
30坪以下の事務所&倉庫に最適な物件要件
ネットショップの事務所兼倉庫物件を探す際の要件は下記の通りです。
ポイント
・エレベータが設置されている。業務用エレベータあれば尚良し
・搬入経路がある。(運送会社の台車が通れるスロープなど)
・床の耐荷重が300Kg以上ある。(商材によってはそれ以上)
・貸主より倉庫としても使用許可が下りる物件
・賃料目線は坪単価7,000円~12,000円程度の物件
基本的に事務所物件や複合商業ビルでは、1F部分の賃料は貸店舗として貸出せるため割高になります。
そこで2F以上でオフィス兼倉庫が出来る物件を探す必要があるため、エレベータの設置の有無や搬入経路などが重要になります。
次に大事なのが床荷重(1平米あたりに耐えられる重さの事)です。倉庫スペースを効率よく運用するには、スチールラックを設置し小さい面積でも商品を多く保管する必要があります。
そこで荷重のある商品を取り扱う場合、残念ながら倉庫部分を分離することが無難です。
また賃料についても坪単価12,000円以上となる場合、コスト的にフルフィルメントサービスの利用も視野に入れましょう。
※一般的にフルフィルメントの倉庫の坪単価は5000円以下となり、高額な賃料を都市部で支払うならフルフィルメントを利用する事でコストダウンが図れる可能性があります。
事務所&倉庫の小規模ネットショップを運営する方法!
ネットショップにおける商品の入荷手順は、入荷→検品→棚入れとなります。
また出荷手順は、受注→ピッツキング→検品→梱包→出荷となります。
そこでこれらの作業効率を考えた場合、下記のようになります。
ポイント
- 棚にはA~Zのアルファベットを記載する。
- 棚の段には数字を記載する。
- A寄りの棚には回転の早い商品を棚入れする。
- A寄りの棚の近くに検品・梱包スペースを設置する。
- 入荷検品時に商品情報に棚のアルファベットと番号を入力する。
まとめ
以上、”30坪以下の物件で事務所&倉庫の小規模ネットショップを運営する方法!”はいかがでしたか?
ネットショップの商品を仕入て販売するのか、製造販売するのかによっても倉庫の利用方法はかわってきますよね。
また実店舗と在庫を共有するショップさんの場合は、フルフィルメント等の利用は難しくなります。
そこで省スペースでも効率の良い在庫管理ができる様になってから、ネットショップを開業することが大切です。