今回はレディースのアパレルで楽天市場に出店されている運営者さんに、”楽天市場”良さや使い勝手など語って頂きました!
- 楽天市場の実際の使い勝手、良い点
- 楽天市場の実際の使い勝手、悪い点
- 楽天市場での販促方法
など貴重な情報を惜しみなく語って頂きました。
これらをネットショップを出店される際の参考として役立てて下さい!
楽天市場とは?
楽天市場は、日本最大級のWEB上にあるショッピングモールです。実際、2021年の年間国内EC流通総額が5兆円にも達しています。
またネットショップ成功のための販売ノウハウを、基礎から応用まで学べる楽天大学などの講座もあり、初心者でも1からネットショップビジネスを学べます。
楽天市場に出店されて良かった事は何ですか?
プロフィール
事業形態:法人企業
販売商材:アパレル・レディースファッション
配送業者:佐川急便
利用サービス:楽天市場
在庫連動:使用していない
楽天市場内に利用者が多いので、外から集客をする手間が少ない点が良いところです。
自社サイトであれば、YahooやGoogleといった検索サイトなどに表示されるよう対策を立てて、時間とお金を掛けて自ら集客をしなければいけません。
しかし楽天市場には1億人を超える買い物に興味のある会員がいるので、集客を行いやすくなります。
また、定期的に開催される大規模のセールイベントやポイントアップイベントなど、利用者の購買を高める施策が多く実施されるので、利用者の流入を見込める施策を行ってくれるところです。
テレビCMでも放映した際は利用者への訴求がすごいので、自分の店だけはできない宣伝費を掛けて集客をしてくれることで新規客の流入も見込めています。
現在は、楽天以外のお店でも楽天ポイントが付いたり、カード利用で倍になったりと、ポイントが貯まる施策も多いため、ポイント利用のお客様も見込んだ施策を考えた集客も可能です。
結果的に購買意欲の高いお客様が楽天市場内に存在しているという事で、ゼロから見込み客を集客をしなくてもいいという点は、すごく良いところだと思います。

販売手数料はカテゴリにより異なる 販売手数料は利用料+決済手数料+ポイント原資他を含む。 販売手数料は利用料+決済手数料+ポイント原資他を含む。Amazon 楽天市場 ヤフーショップ 初期費用 無料 無料 無料 月額費用 4,900円 19,500円 0円 販売手数料 8%~15% 10%以上 6.5%以上 商品点数 無制限 5000点 20万点 出店条件 個人・法人 個人・法人 個人・法人 備考
楽天市場に出店されて不満はありますか?
Amazonやヤフーなど、他のショッピングモールと比べると出店料が高いというところです。
また売上に対する手数料も高いので、売上に比例して掛かる費用が高くなっていくというところも不満があります。
また色々な制約も多く、基本的には楽天を通さないと自店のプロモーションが出来ません。
例えば複数店舗を運営している場合、販促用のチラシなどを同封したりメルマガ会員などに対して他店舗の情報を一緒に送ることはできません。
外部リンク使用許可が降りれば使用が出来ますが、他店に売上が移ってしまうようなお知らせは基本的には断われてしまい、最悪の場合は出店停止になってしまうので注意が必要です。
また自店の会員メールアドレスであっても、それは楽天内でしか使用できません。
ですから、もし退店した後に利用しようと思っても使用ができないようになっています。
その他、楽天市場は当然ながら出店店舗が多いので、お客さんは商品の価格や内容を比較しやすいため正直、金額勝負になるところがあります。
特にメーカー品など自社オリジナル品でないものを扱う店舗は、金額がひとつの売りになり楽天だけでなくAmazonとも比較されてしまうため価格競争に巻き込まれやすいという懸念があります。
さらに楽天市場内ではライバル店の動向をよく観察している店舗が多いので、良いところはすぐにマネされてあっという間にシェアを奪われてしまいます。
継続的なショップ運営にはマネができないような施策や商品を確立していかないと、長く運営していくのが大変だと思っています。
楽天市場でどのように販促されたか教えて下さい。
楽天市場に出店している店舗や商品数は非常に多いです。
そのような中、どうすれば自分のお店や商品が埋もれず、楽天市場内の検索結果で上位表示され新規客を流入させるかを考える必要があります。
その際、たとえば楽天市場内で露出を高めるため広告枠なども販売されていますが、正直いうと高額な割に費用対効果が薄いので、できれば自然流入させていく事が大切です。
それには検索ワード、ページ内ワードなど、楽天独自の検索ロジックがあるので細かな事は分かりませんが、指定の検索ワードで1ページ目に表示されるように努めていました。
これは手間は掛かりますが費用が掛からず、お客様の流入が見込めるので、購買意欲を沸かせるページ作りと合わせて重点的に対策を立てています。
まとめ
以上、”Vol.7「 楽天市場に出店!レディースアパレルのネットショップ運営談」”はいかがでしたか?
最近はモール+自社ECサイトという組み合わせでネットショップ運営をされる方も非常に多いです。
ただし記載があった様に、楽天側では外部サイトで販売されると収益が悪化するため、基本的に良しとしていません。
このあたりは異なる客層にアプローチするという意識で、それぞれのECサイトで集客を行うことが大切になります。