ネットショップ開業方法 花屋・フラワーギフト

花屋のネットショップ開業ガイド!EC通販サイト作成サービス比較

2021年5月15日

花屋のネットショップ開業ガイド!EC通販サイト作成サービス比較

この記事の対象者

・花屋を現在経営し、ネットショップを開業されたい方
・花屋のネットショップを作成し新規開業されたい方



こんにちは、長井 達也です。

今回は、”花屋のネットショップ開業ガイド!EC通販サイト作成サービス比較”です。

最近はコロナ禍でお花を贈る機会も減り、「店頭販売が低迷している」と言った悩みを抱えるお花屋さんも多いではないでしょうか?

確かに冠婚葬祭やお盆、お正月など人が集まる事が個々数年自粛された為、お花の売上もダイレクトに響いていますよね。

また対面販売がメインの花屋さんでは、お客様との接点自体が減少している中では売上UPを目指すにも難しい状況だと思います。

そこで店頭売上だけに依存しないために、花屋のネットショップ開業を考えてみるのはどうでしょうか?

但し、花屋と一言に言っても花束やアレンジメント、胡蝶蘭、観葉植物、プリザーブドフラワーなど取扱い商材は多岐に渡ります。

実際、胡蝶蘭専門店や多肉植物専門店、最近ではハーバリウム専門店など取扱い商材を絞り、特定の商品に特化した花屋のネットショップ展開が多く見受けられます。

そこで新規に花屋のネットショップを作成・開業されたい方に向けて、どんな花屋のネットショップなら成功するのか、

  • 花屋のネットショップ現状
  • 花屋のネットショップ開業
  • 花屋のネットショップ運営方法

について分かりやすく解説していきたいと思います。

ECとは?

ECとは、electronic commerce(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略で日本語では電子商取引を意味します。

またECサイトとはWEB上で商品の販売が行われるサイト、つまりネットショップの事を指します。

フラワーギフト(花屋)のネットショップ現状

フラワーギフト通販のネットショップ開業ガイド!ECサイト開設サービス比較や運営方法!


令和元年の農林水産省発表によると、花木の市場規模は約1兆円となります。

内訳としては法人需要が8割、個人需要が2割となっており、法人需要については冠婚葬祭業が主要顧客となります。

なお葬儀業界ではマーケット(第一次ベビーブームである団塊世代の影響)の伸びはありますが、家族葬など簡素化が進んでおり、ブライダルも同様に簡素化が進んでいます。

一方、個人消費に関してはピークの12,000円から8,255円(平成30年)までの年間消費額が低下しており、市場規模全体が縮小傾向にあります。

次に花木は卸売市場の経由率は70%台と水産業や農業に比べると高い水準にあり、生産者から消費者や小売業者に直接販売されている割合が低いと言えます。

花木の小売業について

出典:花木の現状について(農林水産省)

花木(観賞用の植物)の小売業に関しては個人経営など零細企業が多く、また原価率が約48%と高い水準にあるのが特徴です。※アパレル小売の原価率は25~30%程度

原価率が高い理由

品目・品種が非常に多い。→廃棄ロス
・花束への加工などが多い。→加工ロス

このような花木の小売業において、フラワーギフトとして有名なのが花キューピットです。

皆さんご存知だと思いますが、花キューピットは物流が十分でない時代に遠隔地に生花を届ける通信販売システムとして発展。

遠隔地から発注すればお届け先の最寄り加盟店からお花が届けてもらえるシステムで、現在も約4,300店の加盟店にて運用されています。

しかし花キューピット加盟店は同じ感性と同じ価格帯という横並びである必要があり、徐々にレガシー(先人の遺物)と化しています。

なぜなら様々なニーズやブームが生まれる現代において、自分の感性、言い換えるなら付加価値を商品価格に転嫁して販売していく必要があるからです。

それにはもちろん自分自身でマーケットを切り開く必要がありますが、その手段として花屋のネットショップを作成するというのは重要な手段になります。

ナガイ
花キューピットと同様のサービスとして、DINOSが運営する「フジテレビフラワーネット」があります。こちらは全国1700店舗が加盟するフラワーギフトサービスです。


花屋(フラワーギフト)のネットショップ開業に必要な資格・許可

フラワーギフト(花屋)のネットショップ開業に必要な資格・許可


現在花屋を開業されている方が、ネットショップを開設する場合には特に必要となる資格や許可はありません。

一方、新規に個人事業主として開業し花屋のネットショップを運営したい場合には税務署に開業届の提出が必要です。

開業届とは、個人で新たにお金を生む仕事を始めたら開業準備から1カ月以内に税務署へ提出が必要な書類になります。

花屋のネットショップ
開業に必要な資格・許可
届出先費用
開業届(個人事業主)税務署無料

なお個人事業主として事業を開始する際に提出が必要な開業届は、少し難しく分かりづらい書面になっています。

そこでお薦めするのが、簡単な質問に答えるだけで開業届が無料で作成出来る開業freeeです。

開業freeeなら確定申告でメリットが多い青色申告に必要な『青色申告承認申請書』も同時に作成する事が出来ます。

ナガイ
実際に私も登録して試してみましたが、5分程度で手軽に開業届を作成する事が出来ました!

後はパソコンで開業届を印刷して税務署に郵送(2部郵送し、1部控え用で返却してもらいます)するだけでOKです。

※『開業届の提出を忘れていた方!』遅れてもペナルティーはないので、早めに提出を!

花屋のネットショップ開業方法

アパレルのネットショップ開業方法


花屋のネットショップを作成し運営する方法として、まず2種類があります。

それはモール型とショッピングカート型です。

モール型とはAmazonや楽天市場、ヤフーショッピングなど1つのWEBサイトに複数のお店が出店しているショッピングモール型のネットショップ構築・運営サービスを言います。

イメージとしては、百貨店の中にお花屋さんを出店するようなものです。

一方ショッピングカート型とは、1つのお店単体のWEBサイトでネットショップが構築・運営出来るサービスを言い、BASE、makeshop、Shopifyなどがショッピングカート型サービスとして有名です。

つまり貸店舗を借りて、個人でお花屋さんを開業する様なイメージですね。

モール型とショッピングカート型の違いは?

最近では初期費用0円、月額利用料も0円というショッピングカートも誕生しています。

そこでまずはネットショップの開業手段であるモール型とショッピングカート型の主な違いについて一覧にして説明します。

 モール型ショッピングカート型
出店コスト高い安い
利益率低い高い
集客力高い低い
デザイン性低い高い
顧客情報の所有者モール運営側店舗側

このようにモール型とショッツピングカートでは異なる特徴があります。

これらを踏まえて、貴方がフラワーギフトをネット上で販売したい場合、モール型とショッツピングカート型、どちらで開設するのが向いてるのか判断ポイントを記載しますね。

まずはフラワーギフトをネット上で販売する場合に、モール型が向いてる方の条件です。

モール型での出店が向いてる方

・知名度のある商材を低価格で販売可能な場合
・大量生産された商品を数多く販売したい場合
・売上金額を重視したい場合
・広告宣伝に予算を掛けられる方

続いてフラワーギフトをネット上で販売する場合に、ショッピングカート型が向いてる方の条件です。

カート型での出店が向いてる方

・知名度のない独自商品を販売したい場合
・大量生産できない商品を販売したい場合
・利益率を重視したい場合

なおオムニチャネルの導入という意味では、実店舗運営者に関わらず積極的に売上高を追求するには、モールとショッピングカートの併用運用が望ましいと言えます。

ただし同時に開始するのは難しいと思いますので、まずはどちらかで開業をはじめましょう。

モール型ECサイト出店時の費用比較!

 

花屋のネットショップ開業方法としてモール型を選択した場合、選択肢としてAmazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどがあります。

そこで各モールの最安値プランで料金を比較します。

Amazon楽天市場ヤフーショップ
初期費用無料無料無料
月額費用4,900円19,500円0円
販売手数料8%~15%10%以上6.5%以上
商品点数無制限5000点20万点
出店条件個人・法人個人・法人個人・法人
備考

販売手数料はカテゴリにより異なる

販売手数料は利用料+決済手数料+ポイント原資他を含む。

販売手数料は利用料+決済手数料+ポイント原資他を含む。

 

ショッピングカート型ECサイト出店時の費用比較!

花屋のネットショップ開業方法としてショッピングカート型を選択した場合、さらに選択肢として無料カートと有料カートの2種類があります。

無料カートとしてはBASE、stores.jpなどが有名です。

また有料カートとしてmakeshop、Shopify、おちゃのこネット、カラーミーなどが有名です。

これら無料と有料での大きな違いは2点です。

注意ポイント

・無料カートは月額利用料が無料だが、販売手数料が高い。
・無料カートは原則として独自ドメインが利用出来ない。

ではこれらを踏まえて、どちらの利用が向いているのか詳しく開設します。

無料のショッピングカートが向いてる方

花屋(フラワーギフト通販)のネットショップ開業方法として無料カートが適しているのは、月間売上高が約20万円以下、年間240万円以下の場合です。

なぜなら月間20万円以上の売上が近い将来見込めるなら、経費の損益分岐としては有料のショッピングカートのほうがお得になるからです。

また独自ドメインを選べた方が、SEO対策や将来的に何かしらの理由で別のショッピングカートに移転したい場合なども対応しやすくなります。

つまり副業など、気軽にフラワーギフト通販のネットショップを開業されたい場合に限り無料カートでも良いと思います。

BASESTORESカラーミーおちゃのこネット
初期費用0円0円0円0円
月額料金0円0円0円0円
販売手数料6.6% +¥405%6.6% + 30円6.6%(税別)
商品点数無制限無制限無制限100点
独自ドメイン

※カラーミーは独自ドメイン利用時、独自SSLでの常時SSL:月額1,100円発生します

2022年4月7日現在

有料のショッピングカートが向いてる方

花屋(フラワーギフト通販)のネットショップ開業方法として、有料カートが適しているのは月間売上高が約20万円以上、年間240万円以上を目指されたい方です。

また一般的にデザインのカスタマイズ性が高いのは有料カートとなります。

ですから将来的に利益がでた際、WEBデザイナーさんなどにデザインを依頼してブランディングを高めたいという場合にも有料カートはオススメです。

MakeShopShopifyカラーミーおちゃのこネット
初期費用11,000円0円3,300円6,600円
月額料金11,000円25$4,950円3,300円
販売手数料3.19%~3.4%4.0%~3.5%(税別)
商品点数10,000点無制限無制限5,000点
独自ドメイン

※上記の初期費用は、独自ドメイン利用した場合の設定費用等が含まれています。

2022年4月7日現在

 

お薦め第1位 makeshop 

MakeShopは上場会社GMOグループの子会社が提供するショッピングカート構築サービスです。

デザインカスタマイズ
Instagram連携
バリエーション登録
(カラーやサイズなど)
2種類まで

特徴としては各画面のHTML・CSSが編集する事が可能なので、プロのWEBデザイナーに制作を依頼すれば自由度の高いネットショップサイトが構築できます。

またデザイン性の高いテンプレートも予め用意されているので、ホームページの作成が初心者の方でも手軽にネットショップが作成可能です。

料金体系も契約期間に応じて最大30%割引となります。

詳しくはコチラ

お薦め第2位 おちゃのこネット

おちゃのこネットは、高機能かつ低価格なショッピングカートとして有名です。

デザインカスタマイズ
Instagram連携
バリエーション登録
(カラーやサイズ・男女など)
3種類まで

makeshopと同様にCSSが編集可能なので、比較的自由度の高いネットショップサイトが構築できます。

またデザイン性の高いテンプレートも予め用意されているので、ホームページの作成が初心者の方でも手軽にネットショップが作成可能です。

特徴としてはバリエーション登録機能が豊富です。

例えばでカラーやサイズに他に追加でバリエーションが必要な場合、おちゃのこネット一択となります。

商品点数が5000点以下でよければオススメしたいサービスです。

詳しくはコチラ

 

お薦め第3位 カラーミー

カラーミーショップはmakeshopと同じく上場会社GMOグループの子会社が提供するショッピングカート構築サービスです。

デザインカスタマイズ
Instagram連携
バリエーション登録
(カラーやサイズなど)
2種類まで

デザインテンプレートのHTMLやCSSが編集可能なので、自由度の高いネットショップサイトが構築できます。

ただしオプションの料金メニューが多く分かりづらい面もあります。

詳しくはコチラ

 

お薦め第4位 Shopify 

Shopify はカナダ発祥、世界175か国、1,700,00店舗を有する世界最大のショッピングカート構築サービスです。

デザインカスタマイズ
Instagram連携
バリエーション登録
(カラーやサイズなど)
3種類まで

ShopifyはHTMLやCSSが編集可能なので、自由度の高いネットショップサイトが構築できます。

なおカラーやサイズなど3種類の組み合わせまで可能で、最大100パターンまでのバリエーション登録が可能です。

ココがポイント

例)サイズ3種類【S・M・L】 ✕ カラー3種類【赤・青・黄】 ✕ 性別2種類【男・女】だと18パターンのバリエーションという事ですね。

またShopifyの特徴はWordPressのように拡張性に富んでおり、例えば多言語展開が可能なので越境ECに挑戦したい方などには、オススメのサービスと言えます。

ただし日本法人はありますが、サービス開発がカナダということもありどこまでローカライズ出来ているかというと疑問点もあります。

 

フラワーギフト(花屋)商品の梱包方法について

フラワーギフト(花屋)商品の梱包方法について

フラワーギフト通販のネットショップ開設準備が整ったら、次は梱包材などの手配です。

ダンボールなどの梱包材(ダンボール・クッション材・テープなど)は、取り扱う商材によってはネットショップの利益を圧迫するものとなります。

また、ダンボールの大きさや梱包方法によって運送会社の送料も大きく変動する場合がありますので、商材にマッチした梱包材を選ばないと不要なコストが発生します。

また、ご存知だとはおもいますが、梱包方法については基本的に商品が動く隙間を作らないことが基本です。

ちなみにヤマト運輸のホームページでは、生花・花束・切り花・観葉植物・盆栽・植木・苗・鉢植え、などを発送する際は、専門業者による梱包がされている場合に限り荷受け可能な旨が記載されています。

なおダンボールにロゴマークなどを印刷したい場合などには、5年連続注文件数No.1のダンボール専門の通販サイトである【ダンボールワン】がオススメです。

2万点以上の梱包材(ダンボール・緩衝材・テープ・封筒・ラッピング資材など)を販売しているほか、初期コスト無料のオリジナル印刷パッケージなども提供されています。

 

フラワーギフト(花屋)商品の発送について

ネットショップ開設前に準備が必要なのが、運送会社との契約です。

個人宅への配送業者として基本的にヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の3社のいずれかで行うのが一般的ですが、とくにヤマト運輸を利用されるフラワーショップが多い印象です。

事前に最寄りの営業所に電話して、送り状を入手しておきましょう。

なお送り状作成には印刷出力する方法と手書きの2種類あり、入手先・方法は下記の通りとなります。

プリンタを用意して、印刷出力できるように準備することがオススメです。

なおモール型、ショッピングカート型どちらもそうですが、ネックとなるのが発送の設定です。

ネットショプの登録画面では、発送地域ごとに【お届日数】を指定するということはできません。

例えば東京にあるフラワショップで注文後3営業日以降に、日付指定できると設定したとしても、離島など一部の地域では到達が難しい場合があります。

このような場合はシステムに頼らず、注意書きを記載するなど対応していくことが必要になります。

 

確定申告

新規に個人事業主としてネットショップを開業した場合は、確定申告が必要になります。

確定申告とは、個人事業主の方が1月1日~12月31日までの1年間の営業結果を翌年の2月16日~3月15日の間に税務署に確定申告書を提出する事を言います。

また確定申告書を作成するには会計や簿記の知識が必要になるのですが、お小遣い帳感覚で開業し店舗の確定申告の作成が可能となる、クラウド型と呼ばれる確定申告書が作成出来る会計ソフトをご紹介します。

クラウド会計ソフトとはインターネット上で入力出来るソフトの事で、特に下記はいずれも会計の知識がなくても確定申告書を作成する事が可能です。

それでは早速おススメの3社のクラウド会計ソフトを比較していきます!

サービス名

弥生の青色確定申告

会計freee

マネーフォワード確定申告

初期費用0円0円0円
対応


・青色申告
・白色申告


・青色申告
・白色申告


・青色申告
・白色申告

料金プラン1

セルフ
年9,680円
スターター
年12,936円
パーソナル
年11,760 円

料金プラン2

ベーシック
年15,180円
電話サポート付
スタンダード
年26,136円
メールサポート
プラス
年35,760 円
電話サポート付
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簡単に経理処理が出来る
 個人事業主の伸び率No.1

※弥生青色申告オンラインはセルフプラン初年度無料・ベーシックプラン初年度半額キャンペーン中
2022/9/20現在

 

まとめ

以上、”花屋のネットショップ開業ガイド!ECサイト作成サービス比較”はいかがでしたか?

市場規模は大きいわりに原価率が高い、卸売市場の経由率が高いなど課題もあり、今後の展望が見えにくいというのが花木業界の特徴です。

しかし店頭では多品種だったとしても、ECサイト上では新しい展開を行うことで原価率を抑制することも可能です。

また最近ではサブスクリプションモデルの生花お届けサービスなど、顧客開拓としてインターネット上でのビジネス展開が増加しています。

そういった意味でも、フラワーギフト通販のネットショップ開設というのは大きな可能性を秘めているのではないでしょうか。

  • この記事を書いた人
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運営者 長井 達也

30歳からはじめるネットショップの開業術は、個人事業主の方や副業で手軽にネットショップ(通販)を開業されたい方に販売/開設/手続きに関する役立つ情報を発信しています。
【経歴】20代で美容室、ネイルサロンのマネジメント、赤字居酒屋の立て直しを経験。その後ネットショップ構築のASP事業立上げに参画。現在は商業不動産のコンサルティング仲介やレンタルサロンを経営しています。

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