今回は、Shopify を利用してレディースファッションのネットショップを開業された方に開業体験談を語って頂きました。
ネットショップ開業オーナーから頂いた生の声、
- ネットショップ開業サービスを選んだ理由
- .利用されているネットショップ開業サービスの不満点
- 開業の経緯と開業後に試行錯誤されたエピソード
など貴重な情報を惜しみなく語って頂きましたので、ご自身のネットショップ開業に役立てて下さい!
Shopifyとは?
Shopify は、世界で100万ショップ以上が毎日運営されている、ネットショップの開設・運営ができるサービスです。
ネットショップ開業の経緯を教えて下さい。
プロフィール
事業形態:法人事業者(WEB制作会社)
販売商材:レディースアパレル
配送業者:ヤマト運輸
利用サービス:Shopify
海外対応:越境EC中
ネットショップ開業の目的は、海外の販路を獲得するためです。
この20年間、日本のビジネスは成長を止めて衰退しているのに対してアメリカは2倍強、中国は 10 倍強にGDPを増加させています。
そういった事実をふまえやはり海外マーケティングをしなくてはいけないと感じております。
ネットショップ開業で試行錯誤された事は?
海外営業で苦労した点はやはり英語などの外国語スキルが求められ場面です。
語学にはそれなりに自信がありましたが、ネイティブの人とECビジネスのやりとりをすることに苦労を感じております。
ECビジネスの場では業界の専門用語が日常会話とはまた違った語学のスキルが必要になってきます。
また、相手とコミュニケーションをとるなかで、日本人同士であれば当たり前に行っているようなことにも難しさを感じております。
こと対面ではなくEC上でのコミュニケーションなので、さらに難しく誤解されてトラブルになることも多数です。
やはりコミュニケーションの部分を試行錯誤するのが一番多いです。
ネットショップ開業にShopifyを選択された理由を教えて下さい。
Shopify を使えば、越境ECのサイトを容易に作成することが可能だったからです。
ヤフーや楽天などのモールを使用した場合手数料がかなり取られてしまう事もあり、その部分にも不満をもっていました。
その点、Shopify を使えばかんたんに自社ECをつくれると伴に、海外でのさまざまな販路も獲得できるところに魅力を感じました。
その他、様々なSNSとの連携も容易であるところも魅力的でした。
またマーケティングの面でも管理画面上でさまざまなデータを確認することができ、ビジネスを発展させるようなアイディアも提案してくれます。
クレジットカード手数料もやすく、海外通貨にも対応している点も魅力です。
ECcubeやそのほかWordPress、ウェルカートなどECサイトを制作するお手軽ツールはいっぱいあります。
しかし、どれも構築がむずかしかったり外注するととんでもない金額がかかってしまうことがありますが、Shopify に関しては素人でも簡単に構築出来る点が魅力でした。
makeshop Shopify カラーミー おちゃのこネット 初期費用 11,000円 0円 3,300円 6,600円 月額料金 12,100円 25$ 4,950円 3,300円 販売手数料 3.19%~ 3.4% 4.0%~ 3.5%(税別) 商品点数 10,000点 無制限 無制限 5,000点 独自ドメイン ◯ ◯ ◯ ◯
※上記の初期費用は、独自ドメイン利用した場合の設定費用等が含まれています。
2022年4月7日現在
Shopifyの不満点はありますか?
日本語翻訳部分が、ところどころおかしな部分があるところです。
また少しだけ管理画面が複雑な部分もあるので、その点は改善してもらえるとより使いやすくなるのかな?と思っております。
それ以外はあまり不満はありません。
越境ECをされた理由は?
日本という市場だけで戦うことに怖さを感じているためです。
また先にも挙げたとおり、もう日本市場だけで戦っていては企業自体倒産してしまう危険性を感じております。
今は円安の流れもあり、海外での販売をすればかなり利益率が良いからです。
まとめ
以上、”開業談 Vol.1 「Shopify でレディースアパレルのネットショップを開業!」”はいかがでしたか?
越境EC(日本から海外にネット通販を行う事)を行うには、AmazonやAlibabaなど海外のモールに出店するか、今回の様にShopify など自社ECサイトを構築して行う方法があります。
日本国内の主要カートとしてはShopifyの他にも「MakeShop」・「STORES」・「おちゃのこネット」・「カラーミーショップ」などが挙げられますが、越境ECに限定すればShopifyに軍配が上がります。
また今回の事業者さんは、ヤマト運輸を利用されていますが、ヤマト運輸では海外発送を個人事業主で行う場合は一部制約があるため注意が必要です。
ポイント
・今回のネットショップ開業の目的は海外に販路拡大するため。
・海外販路の障害は英語など言語のライティングとコミニケーション能力
・日本で越境ECを行う場合の選択肢としてShopifyがある。