
ハンドメイド作品をインターネットで販売するには、フリマ・ハンドメイドマーケット(minneなど)・ネットショップ開設などの方法があります。
クリエイター数 | 商品数 | 月額 | 販売手数料 | 特徴 | |
82万人 | 1400万点 | 0円 | 10.56% | 20-40代女性が中心 | |
19万人 | 1000万点 | 0円 | 11% | 売上・作品単価No1 | |
- | - | 0円 | 10% | ネットショップ | |
- | - | 0円 | 6.6%+40 | ネットショップ |
2022年4月21日現在
そこでハンドメイド作家さんに、ハンドメイド作品をインターネット上でどのように販売されているのかアンケートを実施。
- ハンドメイド作品を販売してみた感想
- ハンドメイドで使用する材料の仕入先
- ハンドメイドの原価率
など貴重な体験談を惜しみなく語って頂きました。
ハンドメイド作家を目指している方や、現在ハンドメイド作品の売れ行きが伸び悩んでいる方にとって、出品のヒントになれば幸いです。
ちなみにハンドメイドマーケットでも、ネットショップで開業する場合でも、継続して作品を販売すれば立派な個人事業主となります。
その際には開業届の提出や、確定申告なども行う必要があるので注意が必要です。
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メルカリShopsの使い勝手はどうですか?
今回はハンドメイド作家のNさんに、詳しく回答を頂きました!
・作品内容:古着からリメイクしたポーチ
・仕入先 :「ユザワヤ」
・原価率 :商品単価 800円 原価率 5%(1個あたり760円の収入)
・配送業者:日本郵便
もともとメルカリを利用していたことが最大の理由です。
使い慣れているため、新たに他社でネットショップを開設しても、難なく使えるのではないかと期待しました。
実際に利用してみて、直感操作で使えるようになっていたので、使いやすかったと思います。
また、メルカリでは家の不用品を売っていたため、ある程度の売上金(ポイント)がありました。
ハンドメイド品を売る際も、売上を一本化したほうが、無駄なく使うことができると考えたことも、メルカリを選択した理由の1つです。
メルカリShopsとは?
メルカリShopsとは、個人でも自分のお店を持つことができ、月間2000万人が来店するメルカリ内で自分の商品をかんたんに販売できるサービスです。
通常のメルカリはフリマなので値引き交渉ができますが、メルカリShopsは値引き交渉機能はりません。
またメルカリは匿名配送が可能ですが、メルカリShopsは”ネットショップ”であるため特定商取引法に基づいた表示が必要です。
ハンドメイド作家として試行錯誤されたエピソードを教えて下さい。
着物などをリメイクする際は、どこの部分を切り取るか、どのようなデザインに仕上げるかを悩みます。
デザイン(絵柄)ばかりを優先してしまうと、捨ててしまう生地量が増えてしまい、それはそれでもったいないので、どこまで妥協するかで常に悩みます。
母と一緒に、リメイク作品を作っているのですが、二人とも同じようなところで悩むのですが、二人で相談しながら決めていくのも楽しんでいます。
先日は使い古したバーバーリーの傘をリメイクして、防水ポーチを作りました。
その際、バーバーリーの文字が見えた方がデザイン的には良さそうである一方、バーバリーの文字が描かれているのは傘の縁部分だけで、とても生地量が少なく、どのように生地を取っていくかで悩みました。
さらに傘という性質上、生地を骨組みから外してみると、まっすぐな生地ではありませんでした。
またバーバーリーチェックは縦横のデザインなので、無駄なく生地を取っていくことにとても苦労しました。
これは個別のお客様からの依頼で作成したものだったのですが、とても満足していただくことができて、私も嬉しかったです。
注意ポイント
ハンドメイドで制作する際は使用する材料や素材、形状などによって販売不可となる場合があります。
具体的には【著作権】・【商標権】・【意匠権】などの知的財産権を侵害する作品は販売出来ません。
そこで【著作権】・【商標権】・【意匠権】それぞれの注意ポイントをまとめました。
・キャラクターがプリントされている生地や素材を使った作品を販売→著作権の侵害
・自分の作品に有名ブランドのロゴマークを勝手に別商品に貼りつけ販売→商標権の侵害
・有名ブランドのデザイン(形など全体の特徴)を真似て作品を販売→意匠権の侵害
別の商品に有名ブランドのロゴマークを付け、「本物」であるかのように販売する行為(いわゆる偽ブランド販売)は、ニュースでもたまに取り上げられますが詐欺罪と商標権侵害の2つの罪で逮捕されます。
またブランド品の無許可レプリカ、リメイク品なども著作権の侵害や商標権の侵害にあたる場合があります。
これらは逮捕されなくても、商標権侵害として訴訟される場合もあるので注意しましょう。
まとめ
以上、”ハンドメイド作家さんの出品・体験談Vol.2 メルカリShopsでリメイクポーチ販売!”はいかがでしたか?
今回のハンドメイド作家Fさんは、祖父母の遺品(着物)や子供服からリメイクしているため、低い原価率になっています。
糸やファスナーなどをユザワヤで購入されているそうですが、ハンドメイド作品ならではの戦略ですね。
身近なものをハンドメイドとして販売するというのは、ハンドメイド作家として取り組みやすい方法ですね。
メルカリShopsで作家デビュー!
40代女性Nさん(主婦)